Athletic Republic of Boulder Diary
アスリート的コロラド州ボルダー滞在記
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08/29/2010

変化の季節

7月半ばにBreckenridge 100を乗って、それからテキサスやらシアトルやらに飛ばされて戻ってきてふと気づいたら、もうコロラドは朝晩に秋の気配が漂うようになってきた。まだ日中はかなり暑くなるけど朝は車に朝露がつくくらいの冷え込みで、日によっては一日の気温差が25℃近くにもなる。東京生まれ、東京育ちの自分の体は8月後半こんな気温差に耐えるようには調整されていない。それに追い打ちをかけるように、オフィスの冷房は労働者の体から熱を奪って行く。そんなこんなでどうにも気候の変化に対応できず、ここ2週間ほど慢性的に体調が悪くてしばらく練習から遠ざかっていた。

でも11月にはIronman Arizona、そして2週間後にはHarvest Moon Triathlonが迫っている。さすがにハーフのトライアスロンをぶつけ本番で走るわけにはいかない。どうにも乗り気にならない自分の体に鞭打って、今年初のPeak to Peakライドをすることにした。

やる気のなさを反映して家を出るのはずるずる遅れ、やっと午後2時半過ぎにスタート。午後のLeft Hand Canyonはかなり暑く、やたらとのどが乾く。それからTTポジションがどうもしっくりこない。5分とアシストバーを握っていられず、すぐにハンドルバーを持って上半身を起してしまう。家から1時間46分ほどでWardのGeneral Storeを通過、ここまでくるのもかなり久しぶりなので、速いのか遅いのかよく分からない。

Wardまで来てあらかた足を使い果たし、この先はかなり惰性で走ってしまった。特にLyonsまで降りてきてからの平地でTTポジションをほとんど維持できず、すぐに上半身を起してしまう。慣れないライディングポジションで股擦れがひどく、最後の10マイルくらいは足も回らなくなり、まあほとんど回送状態だった。

距離は66.6mi、4時間2分で平均速度16.5mi。こんなんで2週間後にハーフアイアンマンディスタンスを走りきれるんだろうか。


気候、ライディングポジションの他仕事にも変化があって、8月はどうにも気の休まらない月だった。とりあえず仕事の方は落ち着いたので、9月はまたレースと練習に専念したい。

Sun Aug 29 22:11:00 MST 2010 by k - Training - comments - No Trackbacks

05/20/2010

本業回帰

イタリアではGiro d'Italia、アメリカではTour of California、日本ではツアーオブジャパンが真っ盛りの今日、New York Timesの記事でフロイド・ランディスがドーピングを認めたというニュースを知った。個人的にはクロだと思ってたから、ドーピングをしていたこと自体については「やっぱりね」としか思わなかった。でも、かつてLeadville MTB 100に出たときに本人がレース前のミーティングで無実を訴えて、さらに"Positively False"なんて本を書いて賞品としてばらまいていたのを見たことがあるだけに、本人が認めたことについてはなんとも複雑な気分だ。うっかり本を買ってランディス氏の裁判に資金提供してしまった人は、きっと本を火中に投げ込みたい気分だろう。自分だけが検査に引っかかったことがよほど気に喰わなかったのか、ランス・アームストロングを始め当時活躍した選手や監督の名を挙げて非難している様は、なんだかサイクリング界に対する特攻の趣さえある。個人的には他の選手も限りなくクロに近いグレーだと感じているので、ランディス氏が名前を出したことについても「ふーん、そうかもね」ぐらいしか思わない。でも証拠もなく言い立てたところで、すでにオオカミ少年になってしまったランディス氏の言葉を真に受ける人は、サイクリング界にはもういないだろう。過去のことは過去のこと、せめて今年のレースがクリーンであることを願うばかり。

閑話休題。会社の人に言われて今年のBoulder Stroke & Stride Series開幕があと2週間後に迫っているのに気づいた。去年のリザルトを見るとなんとエイジグループの総合でシリーズ4位になっている。これは今年も出ないわけにはいかない。でも…実は去年のIronman Canada以来9ヶ月近く全く泳いでいない。自分の本業がトライアスロンだということをすっかり忘れていた。これはまずい、さすがにオープンウォーターの1500mをぶつけ本番で泳ぐのはキケンだ。というわけで、今日意を決してNorth Boulder Rec Centerへ向かった。

すると、どうなるか。まずは自分が巨大化していて水着がかなりきついのに戸惑う。腿も腰も知らないうちに贅肉が付いてしまったようだ。一度水の中に入ってしまうと最初の1往復くらいはそんなに違和感がなくてほっとした。でも慣れない運動ゆえ2ラップ目で腕と脚がギシギシ言い始めた。この分だとStroke & Strideの開幕戦が思いやられる。

Thu May 20 23:43:00 MST 2010 by k - Training - comments - No Trackbacks

05/16/2010

Apex再洗礼

借り物のマウンテンバイクで初めてトレイルを走り、痛い洗礼を受けたのは今から5年前のことだった。今同じトレイルを走ったらどんな感じなのか確かめたくなって、GoldenのApex Trailを乗ってみることにした。

さすがに4年も乗っていると最初の止水版でいきなりスタック、なんてことにはならないけど、やっぱりこのトレイルは難しい。1マイルも行かないうちに鋭い岩の並んでいる部分で降りてしまい、自分の進歩のなさを嘆いた。何年乗っててもテクニカルな登りが全然ダメだ。その先の登りも岩な区間で何度となく押す羽目になった。

今年の3月からここのトレイルはodd dayに限って一部一方通行になっている。今日は16日なのでApex Trailの下の方は登りオンリーのはずなのに、何度となく上からサイクリストが降りてくる。その上の一方通行区間Enchanted Forestも時折降りる人とすれ違った。何が"STRICTLY ENFORCED"だよ、と一人でぼやいているうちにようやく"odd"が奇数だということに思い至った。Enchanted Forestは登るより下る方が面白いトレイルだ。登りながら自分のアホさを嘆く。

一方通行

再びApexに合流して、階段区間に手こずりながらもう少し登り続けるとトレイルの出口Lookout Mountain Rdに出る。予定ではここからChimney Gulchの方へ抜けるつもりだったのだけど、勘違いしてLookout Mountain Rdを下ってしまい、20分くらい降りたり登ったりして結局そのままApexに戻った。後で地図を見てみたら、Lookout Mountain Rdを渡ってそのまま真っすぐ行けば良かったらしい。

Apexの下りはなかなか楽しかった。この程度の下りでびびらなくなったのは5年前からの数少ない進歩だ。そして、ついにつづら折りのSluiceboxにやってきた。途中で谷側にこけて痛い洗礼を受けた問題のトレイルだ。ところが、実際に登ってみるとこけそうなところが見当たらない。今の技術でも乗れないところは一部あったけど、それでもあんな豪快なこけ方をしそうな部分はどこにもなかった。トレイルが整備されて乗りやすくなったのか、それとも当時の自分があまりにダメだっただけなのか、今となっては分からない。そこからGrubstake LoopとBonanzaを回ってまたSluiceboxを下った。Grubstake Loopの途中で眺めのいい区間があったので、停まって撮影。かすかにデンバーの高層ビル群が見える。

デンバー遠景

最後のApexの下りが思ったより手強く、一部降りてしまった。勢いさえあれば全部乗れそうだっただけに残念。

今日は一人でのんびりペースだったのでライド時間は2時間半。技術的にはかなりてこずったけど体力には余裕があって、今シーズンで一番リラックスして乗れたライドだった。Teva Mountain Gamesまであと3週間、しばらくはテクニック中心に練習を積んでいきたい。

Sun May 16 23:06:00 MST 2010 by k - Training - 2 comments - No Trackbacks

05/09/2010

ホイールを探して16マイル

Front Range 50の晩、家に戻ってからバイクのフロントホイールが車の中にないのに気づいた。レース会場の駐車エリアで車に積み忘れたらしい。まあそんなに高いホイールじゃないし、まだ現場に転がってることを期待して、次の朝Bear Creek Lake Parkに行ってみた。ところが、昨日の駐車エリアだった草むらのどこを見回してもホイールは見当たらない。それならきっと親切な人が主催者に届けてくれたに違いないと思い込み、その場で主催者のウェブサイトから問い合わせてみた。でも実際のところ心の内はやけくそで、公園の入場料$5の元を取るためもあって昨日のコースを反対回りで走った。足も肺もお疲れの割にはそこそこのペースで、10マイルを1時間43分。バイクの半分のスピードだ。

やけっぱちトレイルランの途中で公園の中にVisiter Centerがあるのに気づき、走り終わってから寄ってホイールが届いているか聞いてみた。答えはNo。さらにやけくそになったところで車に戻ってみると、今度は携帯に「White Ranchニテとれいるらん、1時半二出頭スヘシ」とユーキとじゅんこさんからの招集メッセージが届いていた。家にいたら多分敵前逃亡していたけど、White Ranchは帰り道だし気分もやけくそ、本日2回目のトレイルランに行くことにした。

昨日のレースでも疲れ足りないユーキは現地で3時間ほどバイクに乗った直後だったので1時間くらいのイージーなトレイルランを期待していたのに、今回走った Belcher Hill Trailはかなり急でハードなトレイルだった。前半調子に乗って飛ばし過ぎ、最後の方は足にガタがきて失速。3マイルほど登ったところで折り返した。午後のセッションは1時間20分少々、レースの翌日だというのに3時間以上は知ってしまった。

トレイルランの後は栄養補給。Federal Boulevardにある老王牛肉麵 (Lao Wan Noodle House) でとてもおいしい中華料理を食べた。デンバー近郊では食はFederalにあり。

本日食べた品々。
  • 四川泡菜 (辛いキャベツの漬け物)
  • 鍋貼 (焼き餃子)
  • 小籠包
  • 擔擔麵 (タンタン麺)
  • 麻醬涼麵 (ごま風味冷やし麺)

Sun May 09 22:19:00 MST 2010 by k - Training - comments - No Trackbacks

04/25/2010

Heil - Hall - Hell

Front Range 50はあと2週間に迫っている。ここ3日ほど雨が降り続き山の上の方にはうっすら雪が積もっていて、トレイルの状態はあまり良さそうじゃなかったけど、かといって日曜日を動かすわけにもいかない。ここで乗らないと後がないので、覚悟を決めて山に繰り出した。

予想通り、家を出て10分もいかないうちにFoothills Trailでぬかるみにはまって泥水を浴びた。でもまだこんなのは序の口で、Eagle Trail/Sage Trailを抜けてLeft Hand Valley Trailに入ると、平地の部分はすさまじい田んぼ状態になっている。泥沼に足をつきたくないという思いだけで無理矢理こぎ続け、トレイルを抜けた頃にはタイヤに泥がこびりついて3インチくらいの太さになっていた。道路に出て泥をまき散らしながら走っているときにロードバイクとすれ違ったときには、苦笑するしかなかった。

ムダに回り道して泥道を通ったせいで、普通にUS 36で行けば30分とかからないHeil Valley Ranchのトレイルヘッドに着いた頃にはもう1時間を過ぎていた。Wapiti Trailはところどころぬかるんではいたけど、Left Hand Valley Trailよりはずっと乗りやすい。今日は長く乗るつもりだったので無理はせず、Ponderosa Loopを回って松林の中の平らな下りを楽しんでから、Picture Rock Trailへ向かった。

ところがこのPicture Rock Trailは平らな部分がことごとくぬかるんでいて、場所によっては真っすぐこげないくらいドロドロ。下りなのに踏まないと進まない。でもトレイルの後半はすっかり乾いていて、本日唯一のスピーディーなダウンヒルを楽しめた。北側のトレイルヘッドに出たところで約3時間経過。

このまま引き返せばよかったものを、魔が差してここからHall Ranchへ向かってしまった。ここのトレイルは乗ったことがなかったけど、まあBoulder Countyのトレイルだから大したことないだろうと高をくくってBitter Brush Trailを登ってみた。そして、期待は10分後に見事に裏切られた。3時間こぎつづけて足が結構疲れていたのもあるけど、ここの登りはかなり難しく、途中何度も降りる羽目になった。険しい区間を抜けてからも登りは延々と続き、泥でディレーラーの調子が悪くなってミドルローに入れるとチェーンがすごく軋むのを口実に、このあたりからスモールリングを使い始めた。

Nelson Loopに入って登りつめたところにあるNelson Ranch Houseの前で少し休憩。とても歴史的建造物とは思えないボロ屋ぶりだ。

Nelson Ranch House

シカ。

シカ

登りが険しかっただけあって、Bitter Bush Trailの下りはなかなか面白かった。でも集中力不足で何度も降りてしまったのはちょっと残念。元気なときにまた来てみたい。

そして、Heil Valley Ranchの北側トレイルヘッドに戻って来たときにはもう5時間を経過していた。今日は元々5時間くらい乗るつもりでいたから、この辺りで無理せずにUS 36経由で帰ってくればよかったのに、またまた魔が差してPicture Rock Trailを登り始めた。さすがにこれだけ乗り続けると足もいい感じに死んでいて、普段ここでは使わないスモールリングを最初から躊躇なく投入。しかし、スモールリングでもどうにもならないのはぬかるみだった。泥の中を登り続ける力はもう残ってなくて、足を着いたり降りたりしながら進むしかない。そのうちにボトルの水もあらかた底を付き、非常手段で沢の泥水をボトルに汲んでのどを潤す始末。ここまでくると完全にサバイバルモードだ。

Picture Rock Trailを登りきってもWapiti Trailの入り口まで登りはさらに続く。6時間半以上乗り続けて尻も腰も腕も全てが痛い。足も力が入らない。最小限の力で進めるよう、ラインを慎重に選んでゆっくりと登り続けた。

泥銀車

Wapiti Trailまで辿り着けばあとはずっと下り。でも上半身が疲れているときの下りはあんまり楽じゃない。しかも朝よりトレイルが荒れているようで、とてもスピードが出せる状況じゃなかった。トレイルを下りきってからは、もちろん寄り道せずUS 36でまっすぐ家へ向かう。呼吸が苦しくてプッシュはできなかったけど、舗装路に出てからは不思議と足は回っていた。

結局この日のライドは予定を大幅に上回る7時間半。距離はよく分からないけど、50マイルは超えていてほしい。スピードは全然なかったけど、今年2回目のライドでこれだけ長く乗り続けられたのはいい傾向だ。Front Range 50で少なくとも完走はできそうな気がしてきた。

Sun Apr 25 23:56:00 MST 2010 by k - Training - comments - No Trackbacks
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"Men have become the tools of their tools." ~Henry David Thoreau (1817-1862)~
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