People's Republic of Boulder Diary
アスリート的コロラド州ボルダー滞在記
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03/08/2010

オーストラリアの最臭兵器

2月はレースで慌ただしかった。まだオフシーズンなのに5レースも出てしまったのに気づき、どっとメンタルに疲れが出て、Leadville Loppet以来ほとんど体を動かしていない。週末は近所の地ビール醸造所のチリ・クックオフに行ったりジョージ・オーウェルの1984を読んだりして、ダラダラと過ごしていた。部屋にテレスクリーンがあったら絶対に怒鳴られている。

閑話休題。今日、昼食のついでにWorld Marketに寄ったら、オーストラリア名物のベジマイトを見つけてしまった。その表現のしようのない濃ゆい味ときつい臭いゆえに、3年ほど前に輸入禁止になったという噂が立ったくらいアメリカ人から目の敵にされている食品だ。一方、ベジマイトはオーストラリアやニュージーランドでは醤油のように幅広く親しまれている。スチュアート・オグレディやロビー・マキュアンのスプリンド力の秘密もベジマイトにある (に違いない)。ニュージーランドのハンバーガー屋にはケチャップと並んで置いてあった。あれをどうやってハンバーガーに使うのか、正直理解に苦しむ。

VEGEMITE


帰ってから早速ライ麦パントーストに塗って食べた。ライ麦の香ばしさとベジマイトの暴力的な塩辛さ、そしてその後にやってくるほのかな旨味が絶妙な味わいを醸し出す。一度塩辛さと臭いに慣れてしまえばなかなかいける。

Mon Mar 08 22:20:59 MST 2010 by kay - General - 2 comments - No Trackbacks

02/28/2010

Leadville Loppet

レースは全てに優先する。一度エントリーしたからには車がいかれたくらいで諦めるわけにはいかない。金に物を言わせてレンタカーを借り、スキーにワックスをかけ、万全を期してLeadville Loppetに向かった。

渋滞や悪天候に備えてかなり余裕を持って家を出たら、I-70はガラガラ、道路も完全にクリア、予定よりかなり早くレースの3時間前に着いてしまった。いくらなんでも早すぎだ。Provin' Grounds Coffee & Bakeryで1時間半ほど時間をつぶしてから会場のColorado Montain Collegeキャンパスへ向かった。

SWIX wax service

44kmの部がスタートしてから約15分後、何の前触れもなくいきなり22kmの部がスタート。滑りながら慌ててポールのストラップを締めようとしたら、自分のポールにつまずいて100mも行かないうちに無様にこけた。いきなりやる気がそがれる。

最初にちょっとだけ下った後はひたすら長い登りが続く。それほどきつい坂じゃないからマイペースで行けばNighthawksのときみたいに足が痛くなることもないだろうと思ってたら、5分も登らないうちに右足首がじんわりと痛みだしてきた。そして失速、どんどん抜かれてしまう。Nighthawksの二の舞だ。さらにやる気がそがれる。

いつもならこんな感じでダメなまま終わってしまうところだけど、20分ほど我慢の滑りを続けていたら下りが続く区間に来てここで足を回復。その先の登りでは不思議と足の痛みをあまり感じなくなり、一度抜かれた選手に追いつくことができた。

中盤、コースは果てしない登りが続く。下界では大したことない勾配の坂も、標高3000mでは3倍きつい。30分ほど昆虫のように延々と同じ動作を繰り返しながら登り続けてようやく22kmの折り返し地点に着いた。恐ろしいことに44kmのコースはここからさらに登りが続く。

ここまで来て気がぬけたのか、折り返しでバランスを崩して転倒し、はずみでブーツのストラップが緩んでしまった。どうもブーツの中で足が遊んでいる感じがして、下りのスケーティングで微妙な窪みに足を取られてまた転倒、ぶち切れそうになるのを抑えながら止まってストラップを締め直していると、登りで抜いた選手たちにごぼう抜きにされた。くそぅ。さらに悪いことに、再び滑り始めると今度は腿が攣りかけてまともに滑れない。

それでもなんとか抜かれたうちの一人には追いついた。下りでは自分の方が速かったので一気に抜いてしまいたかったけど、コースが狭くなかなか抜きどころがない。そうこうしているうちに集中力が落ちてきて自分のポールにつまずいて自爆、思わずよろしくない言葉を叫んでしまった。もう一度追いついてフィニッシュまであと少しのところで仕掛けたら、スキーが重なって二人とも転倒。最低だ。お互い立ち上がるのを待って再び滑り出したときに、この転倒で右のポールを曲げてしまったのに気づき、半分やけっぱちでフィニッシュ。タイムは1時間39分、予定の1時間半よりはちょっと遅れたけど、まあこんなもんだろう。

リザルト

Finish


Course Profile

レース後のアワードセレモニーは、手作りのエルクシチューやチリが出てなかなか豪華。44kmの部の選手がフィニッシュするのを待ちながらがつがつ食べていると、窓から見える山並みがだんだん霞んできて、空も雲に覆われ雪が降り始めた。3時すぎに会場を出たときにはもう道路が雪に覆われていて、スノータイヤもなく四駆でもないレンタカーの運転はなかなか気を遣いそうなコンディションになっていた。

実際は気を遣うなんてもんじゃなかった。Fremont Passに近づくにつれ雪が激しくなって50m先も見えないほど視界が悪くなり、さらに道路はくっきり轍が残るほど雪が積もって、前行くトヨタのSUVは途中で諦めて止まってしまった。一方、こちらは一度止まったらスタックしかねないので気合いで峠を登り続け、下りでは何度かブレーキでテールを振って肝を冷やしながら、なんとか無事に山を降りることができた。Copperに辿り着いたときには本当にほっとした。インプレッサさえ元気ならこんな目に遭わなかったのに。

Sun Feb 28 22:58:00 MST 2010 by kay - Race - comments - No Trackbacks

02/26/2010

お前はシボレーか!

コロラドの夜は寒い。オフィスの帰り、氷点下な室温の車に乗りこんでからヒーターが利き始めるまでは辛抱の時間だ。ところが今日は辛抱の時間がやけに長い。普段は3分もすれば暖かい空気が吹き出してくるはずなのに、相変わらず冷たい風が出続けている。訝しみながら運転を続けていると、空気の代わりに別の物が温まっていることに気づいた。あろうことか、水温計の針がぐんぐん上がっている。1年半前に見たのと同じ光景だ。OMG!!!!!!

なんとか水温計が振り切れる前にスーパーの駐車場まで辿り着いた。食料とクーラントを買ってからボンネットを開けてみると、予想通りリザーブタンクはほとんど空になっていた。ダメ元で買ったばかりのクーラントをリザーブタンクに注ぎ、ボンネットの下を見てみると、失禁はしていないようだ。これならなんとか家には帰れるかもしれない。

ところが、エンジンに負荷をかけないように裏道経由でノロノロと走ってるのに、ほどなく水温計が上がっていく。インプレッサよ、お前はシボレーか!水温の警告灯が点く直前に車を止めて再びボンネットを開けてみると、ラジエター上部から音を立てて蒸気が漏れている。クーラントも心持ち減っているようだ。

そういえば、最近渋滞でもないのにラジエーターのファンが回るのが気になっていた。水温は正常だったので大丈夫だと思ってたけど、やっぱりこれが兆候だったんだろう。それにしても今度の日曜日はLeadville Loppetだというのに、どうしてこうもレース直前に冷却系のトラブルが起こるのか。

そんな風に悶々としながら30分ほど凍える車内で待機してクーラントが冷えるのを待ち、水温計の針の上がり方に神経をすり減らしながら家に帰り着いた。先月パワーステアリングのポンプを交換したばかりなのに、また痛い出費になりそうだ。

Fri Feb 26 23:45:00 MST 2010 by kay - General - comments - No Trackbacks

02/24/2010

Eldora Nighthawks #6

Eldora Nighthawks Seriesも今回が最終戦。今回は前回より長いコースを3周で、平地の部分がちょっと多いのがうれしい。でもコースの後半に激坂があって、試走のときには一気に登りきれなかった。言うまでもなく今回もタフなレースになりそうだ。

スタート後、コースは東の方へそれて普通のクロスカントリートレイルへ。いつもはゲレンデの麓をぐるぐる回るだけなので、これは珍しい。普通のトレイルなので横に傾いていなくて滑りやすいのが助かる。そこからノルディックセンターに戻って、ゲレンデ麓コースを西へ。前回疲れ果ててフォームが無様に崩れたのを反省して、今回はとにかくマイペースで滑る。それでも例の激坂に来るとマイペースどころではなくなった。ここは坂が急な上に左側に傾いているので、どう滑っても足に変な力がかかる。一気に足首にきて、この先の下り、雪が深く掘れているところでコントロールを失って無様にしりもちをついた。

いつもならもうここで完全にバランスを失ってレースどころではなくなるところだけど、今回は平地で少し回復できるのが助かる。足首の痛みを適当にごまかしながら滑り、激坂で滑るのを諦めて素直に歩いていたら、ゴキブリのようなスピードで坂を登るトップ選手にまたもや周回遅れにされた。

そして3周目、いつもと違ってまだそれなりに滑れる。この時間になると明かりのないトレイルの部分はかなり暗く、足下がよく見えないのがちょっと怖い。平地に戻ってからは足を節約するためダブルポールで進む。折り返し地点までの長い登りでここまでデッドヒートを繰り広げたクラシカルの女の子を突き放し、最後の坂を無理矢理V2で登って笑顔でフィニッシュ。前回から速くなった気は全然しないけど、フォームが空中分解せずに最後まで滑り続けられた点でそれなりに意味のあるレースだった。

リザルト

レース後のラッフルでBoulder Running Companyの$25ギフト券が当たった。前回は$12のワックスをもらったから、2回分のエントリー費$30で$37ゲット、なんとも投資利益率の高いレースだ。

Wed Feb 24 23:26:00 MST 2010 by kay - Race - comments - No Trackbacks

02/21/2010

Frozen Foot 5k

3年ぶりにCU Tri Team主催のFrozen Foot 5kに申し込んだ…つもりでいたのだけど、昨日確認してみたらエントリーのチェックアウトを忘れていて、3週間ショッピングカートに入ったままになっていた。もうオンラインエントリーは締め切られていたので、仕方なく当日エントリー。OBとしてチームにお金を落とすのは神聖な義務だから値段が上がるのは構わないけど、事前申し込みでないとTシャツがもらえないのがちょっと悔しい。

この週末は久々にまとまった雪が降って、Frozen Footの名にふさわしくスタート直前はこんな感じ。一応除雪してあるから雪中ランというほどではないけど、とてもタイムを狙えそうな路面じゃない。

Frozen Footスタート前

予想通り路面はかなり滑りやすかった。バランスを崩しそうな感じはしなかったけど、ストライドを伸ばそうとすると足が滑ってスピードに乗らない。さらには中盤から足が凍えて感覚がなくなってきて、足の動きが鈍くなりずるずるとペースが落ちてきた。フィニッシュ手前で後ろからひたひたと足音が聞こえてきたので、一応スパートを駆けて引き離しにかかったら、フィニッシュ直前で左手から近道をしたランナーの群れが走ってくるのが見えた。唖然として一瞬足が止まり、周りを見回してから我に返ってわけが分からないままフィニッシュ。時計は21分38秒、先のマラソンの巡航ペースよりも遅い。後で聞いたところでは、前を行くランナーがコースミスして、それに釣られて何人も集団で大回りしてしまったらしい。コース図を見たところ、どうも2分くらいロスした感じだ。

こんなタイムだったにも関わらず、雪で参加者が少なめだったのと年の功とで30代の部2位、LTテスト$30割引券を頂いた。また苦しめってことか。

卒業してから早2年、CU Tri Teamのメンバーで知っている人も少なくなってしまった。表彰されたときに見知らぬチームメンバーが自分の名前をどう発音するのか戸惑っているのを見ると、なんだか時の流れを感じる。

リザルト

レース後、雪の中I-70を飛ばしてFriscoへ。来週のLeadville Loppet 22kmの部に申し込んでしまったので、レースシミュレーションで22kmほぼノンストップで滑ってみた。なんだか最近右足のバランスが悪く、先週のレースと同じで早々に右足が痛くなる。1月に滑ったときには平気だったのにどうしたことか。いろいろ調整しているうちになんとかバランスが戻ってきたけど、どうも右のブーツの調整が必要そうだ。それからさらにもっと険しいトレイルへ行ったら腿が悲鳴を上げた。再びノルディックセンターに戻ってきたときには平地を滑るのもしんどいほど足と腕がガクガク。車のエンジンをかけるときにクラッチを踏む左足がプルっていた。来週レースの後、自分で運転して帰ってこれるか不安だ。

Frisco Nordic Center

Sun Feb 21 18:58:00 MST 2010 by kay - Race - 2 comments - No Trackbacks
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"A scholar who cherishes the love of comfort is not fit to be deemed a scholar." ~Lao-Tzu (570?-490? BC)~
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